04. 大人女子も甘党男子も心躍るブダペストのカフェ巡り
地元女子にも人気のカフェは舞踏会場?!
最近、日本でも人気のブックカフェ。ブダペストのアンドラーシ通りにも、今ローカルの間で人気のブックカフェ「アレクサンドラ」がある。
思わずため息がこぼれるほど豪華なカフェだが、お値段の方は非常にリーズナブル。コーヒー、紅茶、各種ケーキ類はもちろん、トカイワインもグラスで1,100~2,500フォリントで味わえる。
また、軽食も提供されているので、連日食べ過ぎてお腹が苦しい時や、劇場でオペラやバレエを鑑賞する前に、軽くお腹を満たしておきた時にも便利なカフェである。この店では、Wi-Fiも無料で利用できる。
ブダペストのカフェは、サービス面でもとてもスマート。見事なまでの内装や歴史を誇っているのに、肩の凝るような格式ばったものや威圧感はまったく感じられない。コーヒーブレイクだけでなく、ちょっと癒されたい時の利用にもお勧めである。
意外に思われるかも知れないが、実はハンガリーは〈お菓子の美味しい国〉。そのハンガリーを代表する伝統的なケーキに「エステルハージ・トルタ」(Eszterhágy torta)がある。
これはクルミ入りの生地(スポンジ)とバニラやアーモンドのクリームを交互に重ねたトルタで、ハンガリーの貴族エステルハージ家ゆかりの菓子であることから、この名が冠せられた。日本人には少々甘めだが、生地の食感もしっかりとしていて食べ応えも抜群。店によりレシピも微妙に異なると言うので、甘党なら食べ比べも楽しい。
日本ではまだまだ肩身の狭い甘党男子だが、ヨーロッパでは男性も人目を気にせずお菓子やケーキを口に頬張る。〈我こそは甘党〉と胸を張る殿方の皆様、ブダペストのカフェで堂々と〈ハンガリーの伝統菓子探訪〉を、心ゆくまで楽しんでみるのはいかがだろうか。
アレクサンドラ・カフェハウス | |
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備考 | 書店の経営難から閉店(2017年3月) |
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