07. 続々オープン!ブダペストのラグジュアリーホテル

掲載日 : 2016年06月07日

写真 : 筆者撮影

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Aria-Hotel-Musicgarden

ミュージックガーデン・コートヤードには、世界に3台しかない「ボガーニ」のピアノがある



にわかにホテルのオープニングラッシュを迎えているブダペスト。中でも注目は、観光にもショッピングにも便利なブダペストで最も活気のあるデアーク・フェレンツ広場駅周辺だ。そこで今回は2016年の春に、このエリアにオープンした3軒の注目ホテルをご紹介することにしよう。


世界に3台しかないピアノも♪〈音楽〉をテーマにしたラグジュアリー・デザインホテルに泊まる

Aria-Hotel-Opera

「マリア・カラス」と名付けられた
オペラをテーマにした部屋

ブダペスト5区、ハンガリーの初代国王である聖イシュトヴァーンの聖遺物(右腕のミイラ)が保管されている〈聖イシュトヴァーン大聖堂〉から、デアーク・フェレンツ広場駅のあるヨージェフ・アッティラ通り(József Attila utca)へと伸びる通り(Hercegprímás utca)にオープンしたのが、ラグジュアリー・デザインホテルの「アリアホテル」だ。

この「アリアホテル」は、ユニークなコンセプトと目新らしい取り組みで、ラグジュアリーなひと時を提供する〈ライブラリーホテルコレクション〉の一つで、〈音楽〉というテーマに基づき、偉大なる作曲家や音楽家に敬意を表したホテルとなっている。

エントランスから流れるように伸びる鍵盤の上を、音に導かれるように進んでいくと、そこに広がるのはたっぷりの自然光で満たされたコートヤード「ミュージックガーデン」。そして、その奥に近未来的なフォルムが一際目を引く、1台のピアノがある。

これはハンガリー人ピアニストのゲルゲイ・ボガーニ(Gergely Bogányi)が、10年の歳月を掛けて完成させた世界にわずか3台しかないという貴重なピアノで、その名も「ボガーニ」。驚くことに脚はたったの2本。ピアノの脚をこの2本にすることで、コンサートホール内の観客席に音が届きやすくなったという、まさに音響に革命をもたらした1台である。まさかこれを、街のど真ん中にあるホテルのコートヤードで目にできるだなんて!

「アリアホテル」には〈オペラ〉〈クラッシック〉〈ジャズ〉〈コンテンポラリー〉の4つのカテゴリーが設けられている。客室には番号ではなく、オペラならマリア・カーラス、クラッシックならベートヴェンと言った具合に、各ジャンルを代表する音楽家らの名を冠し、各室にそれぞれの音楽家をイメージした内装を施しているため、同じ部屋は2つとして無い。

また、コートヤードには各カテゴリーに合わせたデザインやカラーを配色した、ゲスト用エレベーターを4ヶ所に設置。宿泊客が使用できるのは滞在するカテゴリーのエレベーターに限定されるなど、セキュリティー面での対策にも一役買っている。

ホテルではコートヤードの片隅に、ミュージックライブラリーを設置。ここにあるCDを借りて、部屋で楽しむこともできるという。観光の後には、ムーディーなスパ「ハーモニー・スパ」で寛いだり、ルイ・アームストロングの愛称「サッチモ」を冠したバーで、ブダペストでの1日をグラスを傾けながら、ゆっくりと振り返ってみるのもお勧めである。屋上からは、聖イシュトヴァーン大聖堂のドーム部分が間近に見られる。
 


サッチモ・ライブラリー  Aria-Hotel-9

左:ルイ・アームストロングの愛称を冠したライブラリー「サッチモ」
右:「ハーモニー・スパ」に併設されたインドアプールとジャグジー



アリアホテル・ブダペスト
Aria Hotel Budapest

http://www.ariahotelbudapest.com

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