07. 続々オープン!ブダペストのラグジュアリーホテル
ブダペストで暮すように旅するならこのホテル!「ホテル・モーメンツ」
ホテルがあるのは、タバコ商で財を成したヘンリック・シュロスベルガーが、ハンガリーの有名な建築家(Adolf Feszty)にデザインさせ、1880年から1882年にかけて建てられた歴史ある建物。入口には、その建築家の名を刻んだプレートが、オマージュとして埋め込まれている。
その後、建物は持ち主が幾度となく代わり、銀行や保険会社、ブダペスト初の映画館などに姿を変えたが、2013年に現在の持ち主の手に渡り、改装を経て4ッ星ホテルとして生まれ変わった。
パリのアパルトマンを彷彿とさせるこのホテルは全99室。〈スーペリア〉〈エグゼクティブ〉〈ジュニアスイート〉の3タイプのカテゴリーがある。客室はいずれもアールデコを基調としおり、扉ではなくベッドルームとの壁1枚で隔てたバススペースに置かれたグリーンが、どこかホッとするナチュラル感をさり気なく演出している。
ホテルではWi-Fiも無料で提供。部屋の大きさ的にも、ブダペストでちょっと暮らすような感覚を楽しみたい人にとって理想的な滞在先といえるだろう。もちろん、観光の起点にも便利。国立歌劇場や聖イシュトヴァーン大聖堂へも徒歩でアクセスできる。
1階には、ちょっとした遊び心が感じられるコンテンポラリーな ビストロ があり、伝統的なハンガリー料理からインターナショナル料理までお手頃な価格で提供している。ビストロは、もちろん宿泊客でなくても利用可能なので、観光途中のランチやディナー、夜のバータイムの利用にもお勧めである。
ホテル・モーメンツ |
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ブダペストで〈レディース&ジェントルマンのおもてなし〉を体験「ザ・リッツ・カールトン・ブダペスト」
地下鉄デアーク・フェレンツ広場駅からおよそ150メートル、エリザベート広場に面した場所にもう一つオープンしたのが、「ザ・リッツ・カールトン・ブダペスト」である。
国や宗教にかかわらずホテルのスタッフは全員、ザ・リッツ・カールトンの進むべき方向、提供するサービスなどについて書かれた「クレド(信条)」を肌身離さず持ち歩き、自らが紳士淑女となって常に最上のサービスを心がける、という徹底した社員教育でも有名である。
そのため熱狂的なファンも多く、ザ・リッツ・カールトンしか使わないという〈リッツマニア〉も少なくない。
その「ザ・リッツ・カールトン・ブダペスト」があるのは、イタリアを拠点とする保険会社の本社として1918年に建設されたクラシカルな建物。ブダペストには社会主義崩壊後に建てられたモダンなホテルが多く点在しているが、ここは当時の風格を残しつつ、モダンな要素を取り入れたザ・リッツ・カールトンらしい造りとなっている。
小ぢんまりとしたロビーでひと際目を引く大きな天窓と、そこから吊るされた豪華なシャンデリアが、そこに華を添えている。
客室は、30のスイートを含む全200室。カテゴリーは〈デラックス〉〈スーペリア〉〈クラブルーム〉の他、スイートだけでも〈ジュニアスイート〉〈クラブジュニアスイート〉〈カールトンスイート〉〈チェアマンスイート〉、そして〈リッツ・カールトンスイート〉の5つがあり、バス・アメニティーには英国王室御用達の「アスプレイ」が採用されている。また、地下にある180名収容のボールルームをはじめ、スパやダイニングも完備されている。
観光にもビジネスにも好立地にある「ザ・リッツ・カールトン・ブダペスト」。レディース&ジェントルマンによる〈満ち足りた幸福感と心に残るサービス〉を、ブダペストで体験してみてはいかがだろうか。
ザ・リッツ・カールトン・ブダペスト |
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