編集部便り
【お知らせ】 ベルリンの壁崩壊25周年特集第2弾がスタートしました
いつも旅コムをご覧頂きありがとうございます。クリスマスまであと10日となりました。待降節に入ったヨーロッパ各地ではクリスマスマーケットが開催され、大都市から小さな町まで華やかなクリスマスイルミネーションに彩られています。中でもドイツはクリスマスマーケット発祥の国として知られていますが、そのドイツは今年ベルリンの壁崩壊から25周年、そして2015年秋にはドイツ再統一から25年目を迎えます。
そこでこの春、東ドイツ地域を取材し、その第1弾として夏に「鉄道で巡るゲーテ街道」を特集記事としてご紹介しましたが、今日は「『ベルリンの壁』崩壊から感動のドイツ再統一へ」と題した第2弾をスタートさせました。
本特集ではベルリンの壁崩壊への導火線となったライプツィヒの平和革命から、東西ドイツ分裂時代の東ドイツの人々の暮らし、悪名高き秘密警察「シュタージ」の実態に迫りつつ、再統一によりドイツがどのように生まれ変わったのかなど、25年前を振り返りつつご紹介していきます。今日はその一つ目、ライプツィヒの平和革命についてです。是非ご一読下さい。
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ウィーン少年合唱団と一緒にDAIKU(第九)を歌いませんか?
12月に入って早くも4日経ってしまいました。2014年もだんだん終わりに近づき、もうすぐ日本の各地で年末恒例のベートーヴェン作曲『第九』が響き渡ってますね。
さて今日は、先日ご紹介した東日本大震災復興支援プログラム「UTAU DAIKU in ウィーン」、参加者募集のお知らせです。
このイベントについては、西武トラベル、セブンシーズ、ユーラシア旅行社、クラブツーリズム、JTBコーポレートセールスの各募集取扱旅行会社で取り扱っていますが、その一つJTBではプライベートコンサートを盛り込んだ旅行プランを5コースが用意されています。
コンサートは2015年3月3日。ソプラノパートは、あのウィーン少年合唱団が担当します。オーストリア大使館による後援と、オーストリア政府観光局による協賛があってこそ実現できるコンサートと言えるでしょう。しかもウィーンは、この『第九』の生まれ故郷でもあります。
今年3月に行われた第1回には、日本から300名を超える合唱団員が参加。その様子はテレビや雑誌、ニュースなどで発信されました。来年はあなたが音楽の殿堂、ウィーン楽友協会の「黄金の間」で日頃の練習の成果を発揮してみませんか?
JTBのツアーの詳細はこちらのPDFを、その他の募集取扱い旅行社のツァーにつきましては、以下のリンクをご覧下さい。
- 西武トラベル株式会社
http://www.seibutravel.co.jp/category/bura_kaigai/2_utau_daiku_in.html - 株式会社セブンシーズ
http://www.sevenseas80.com - 株式会社ユーラシア旅行社
http://www.eurasia.co.jp/travel/group/7WA1 - クラブツーリズム(株)
http://www.club-t.com/special/abroad/cnt-eu
「アドルフ・サックス生誕200周年」記念コンサート開催
ベルギー・ワロン地方のディナンで生まれた楽器サックス。2014年はこのサックスの生みの親であるアドルフ・サックス(1814~1894)の生誕200年に当たります。これを記念して、ミ・ベモル サクソフォンアンサンブルが「アドルフ・サックス生誕200周年記念コンサート」を開催します。
ミ・ベモル サクソフォンアンサンブルは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バスの5種類のサックスだけで演奏するアンサンブル。1998年の結成以来、国内外で幅広い公演を行っています。この機会に是非、サックスが繰り広げる圧巻の演奏をお楽しみ下さい。
アドルフ・サックス生誕200周年記念コンサート
東京公演
開催日 | 2014年12月9日(火) |
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時間 | 19:00~ |
会場 | 川口総合文化センター・リリア音楽ホール |
ウェブサイト |
名古屋公演
開催日 | 2014年12月10日(水) |
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時間 | 19:00~ |
会場 | 三井住友海上しらかわホール |
ウェブサイト |
大阪公演
開催日 | 2014年12月12日(金) |
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時間 | 19:00~ |
会場 | いずみホール |
ウェブサイト |
12月7日開催「ザルツブルク音楽祭2014」パブリックビューイング
来る12月7日、オーストリアのザルツブルク市の友好都市である川崎市では、ザルツブルクで人気の「ザルツブルク音楽祭」のパブリックビューイングが行われます。
上映作品は、今年の「ザルツブルク音楽祭2014」で上演されたオペラ作品の中から、R.シュトラウス誕生150年の記念にふさわしいオペラ『ばらの騎士』(日本語字幕付き)に決定。K・ストヤノヴァ、S・コッシュ、M・エルトマン、G・グロイスベックと、ザルツブルク音楽祭ならではの豪華な歌手が顔をそろえた公演です。ウィーンの美しい映像や甘美な音楽が一体となった極上の舞台を、この機会にお楽しみ下さい。
明日BSフジで、ハンガリーの旅番組が放送されます
明日(11月29日)の19時より、BSフジで「BSフジV4+日本交流年 特別番組 第二弾!『松下奈緒 リスト 秘められた愛の旋律』」が放送されます。
「V4」とは、ビシェグラード4の略称。1991年にポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの4ヶ国による初首脳会談が開かれたハンガリー北部の町、ビシェグラードの頭文字に由来しています。2014年は、このV4と日本交流年に当たることから、親善大使には女優でピアニストでもある松下奈緒さんが選ばれ、日本国内及びV4各国において様々な記念行事が行われています。明日放送される『松下奈緒 リスト 秘められた愛の旋律』はチェコに続く、この「V4+日本交流年」の公式プロジェクトとなるシリーズスペシャル第二弾となります。
番組では、V4親善大使である松下奈緒さんが天才フランツ・リストの故国ハンガリーを旅しながら、激しも美しいリストの若き日の愛の物語を、松下さん独自の視点で紐解いていきますので是非ご注目下さい。また、フジテレビ+(プラス)で公開されている無料動画『松下奈緒の美味しいオフショット』では、知る人ぞ知るハンガリーグルメが紹介されています。食いしん坊なグルマンには堪らない、今すぐハンガリーに旅立ちたくなるような映像が満載ですので、こちらの方もご覧になってみて下さいね。
【動画】ドイツ各地のクリスマスマーケット
皆さん、こんにちは。三連休はいかがお過ごしでしたか?
まだ11月ではありますが、今日の東京はグッと気温が下がり、クリスマスムード高まってきました。ヨーロッパ各国の観光局からも、クリスマスマーケットのニュースが当編集部にも続々と届いています。
これから益々身体の縮こまる寒さになってきますが、そんな寒さも忘れて日本を飛び出したくなるような情報を、どんどん配信していきますので、すでにクリスマスやニューイヤーの予定が決まっている方も、そうでない方も、冬休み計画の参考になさって下さい。
さて、今やヨーロッパ各地で行われている人気のクリスマスマーケットですが、本家本元といえば、やっぱりドイツですね♪ ドイツ東部に位置するドレスデンが、そのクリスマスマーケット発祥の地です。
クリスマスマーケットというと、なんとなく子供や女性が行く場所のように感じられるかも知れませんが、ドイツがすごいのは老若男女楽しめることでしょう。うちの家族にも、かなりいい年齢に達したおじさんがいますが、この時期になると「またドイツのクリスマスマーケットに行きたい!」「本場のシュトレンが食べたい!」「焼きソーセージが食べたい!」「ミュンヘンの屋台でホットミルクが飲みたい!」などなど、色んなこと口にします。念のため補足しますが、決してお姉系男子ではありません。
ということで、今日は観ているだけでワクワクするような、YouTubeで公開されているドイツ各地のクリスマスマーケットの動画をシェアしたいと思います。ドレスデン、ベルリン、ケルン、そしてローテンブルク etc … さて、皆さんの旅心をくすぐるのはどこのクリスマスマーケットでしょうか? 本場、ドレスデンのクリスマスを極めたいという方は、「クリマの聖地、ドレスデンでやりたい10のこと」も是非ご参照にして下さいね。
モーツァルト愛用のヴァイオリンが初来日!
コンサートにミュージカル… モーツァルト関連のイベントが目白押しのこの秋。日本のみならず世界的にもその愛好家が多い天才モーツァルトの生誕地として有名なザルツブルクから、モーツァルトの原資料収集や学術研究で世界的に知られる「国際モーツァルテウム財団」のコレクションが、再び日本にやってきます。
第一生命保険株式会社と国際モーツァルテウム財団は、オーストリア大使館の後援とザルツブルク市観光局の協力の下、2014年11月22日(土)から2014年11月28日(金)まで、海老澤敏氏監修による国際モーツァルテウム財団展「モーツァルト コレクション&コンサート『250年の響き』」を開催します。
同展には250年前に製作され、モーツァルト自身が愛用したヴァイオリン(アントーニョ・ダッラ・コスタ作、1764年)をはじめ、初来日となる品々も数多く展示されます。また、これに併せてザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団のコンサートマスターを招聘し、この貴重なヴァイオリンによるロビーコンサートも同時開催されます。
コンサート、コレクション共に入場は無料。天才モーツァルトの音楽を観て、聴いて、直接感じられる貴重な1週間となります。
この秋は、皆さんもとっておきのモーツァルトに出会ってみませんか?
モーツァルトの住家『舞踏教師の家』復元事業
ザルツブルクには、モーツァルトゆかりの家が二つあります。一つが生家、そしてもう一つが『舞踏教師の家』と呼ばれる2軒目の住まいです。
第2次大戦で爆撃に遭ったこの家は、破壊され半壊となった部分に別の建物が建てられ、当時の面影をすっかり失っていました。そこで、文化事業に積極的に取り組んでいる第一生命は、ザルツブルク・モーツァルテウム財団の復元事業を支援。1996年に、この建物は18世紀当時の姿を取り戻しました。
現在はモーツァルトの記念館として、モーツァルトにゆかりのある品々の展示やコンサートが開催され、毎年各地からの訪問者を迎え、喜ばれています。第一生命の文化事業については、こちらをご覧下さい。
「ロイヤル・ハーピスト」をご存じですか?
突然ですが、皆さんは英国の「ロイヤル・ハーピスト」をご存じですか?
ロイヤル・ハーピストとは、英国でたった一人だけ選ばれるチャールズ皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)付のハープ奏者のこと。ヴィクトリア女王以来、およそ130年もの間空席となっていましたが、1998年にバッキンガム宮殿で行なわれたチャールズ皇太子の50歳の誕生祝賀パーティーの席で、皇太子ご自身によりその地位を復活させ、現在に至っています。
先日、英ウェールズのエドウィナ・ハート経済・科学・交通担当大臣が来日され、それを記念したレセプションが駐日英国大使主催で行われました。その際、ハート大臣に、ロイヤル・ハーピストのハンナ・ストーンさん(ウェールズ出身)も同行し、レセプション会場で美しいハープの演奏が披露されました。
ケルトの伝統文化が残るウェールズは「歌の国」と呼ばれ、歌をこよなく愛する民族。男性合唱が盛んなことでよく知られていますが、ハープもウェールズを象徴する伝統楽器の一つとなっています。三重の特殊な弦列を持つトリプル・ハープは「ウェリッシュ・ハープ」と呼ばれ、取り扱いの難しさから今ではウェールズのごく一部に残るのみとなっています。
ウェールズはスコットランド同様、豊かな自然、文化、伝統、歴史を持つ英国を構成する国の一つです。この機会に、一人でも多くの方にウェールズへの関心を持って頂けたら嬉しいです。(協力:ウェールズ政府 日本代表事務所)
ミュージカル『モーツァルト』の初演を観てきました♪
2002年に日本での初演が行われたミュージカル『モーツァルト』が、4年ぶりに帝国劇場に帰ってくるということで、ザルツブルク市観光局からのお招きを受け、11月8日に行われた初演を観に行ってきました。
これはオーストリアが生み出した天才モーツァルトが駆け抜けた歓喜と苦悩の35年の人生を描いたミュージカル。
『エリザベート』や『レディ・ベス』を世界に放ったミヒャエル・クンツェ氏(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ氏(音楽と編曲)、小池修一郎氏(訳詞・演出)のゴールデントリオが手掛けた作品で、「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」という深遠なテーマをベースにしているものの、素晴らしい演出でかなり見応えのある作品に仕上がっていました。
もちろん、ミュージカル特有のエンターテイメント性も抜けていませんので、こちらの方でもかなり楽しめます。
主役のヴォルフガング役には、今回がファイナル・モーツァルトとなる井上芳雄さんと、前回に引き続き山崎育三郎さんがダブルキャスト抜擢。その他にも2014年版に相応しい豪華キャストとなっています。
中でも特筆すべきは、井上芳雄さんの見事な演技。井上芳雄さんと言えば、去る10月25日にBSフジで放送された特番『井上芳雄ウィーン音楽紀行~素顔のモーツァルトを探して~』で、モーツァルトの生まれ故郷であるザルツブルクから音楽の都ウィーンまでを旅をされていましたね。まるでその時に、モーツァルトの魂が、井上さんの中に入り込んだのではないかと思うほど、熱のこもった素晴らしい演技をされていたのが印象的でした。
このミュージカル『モーツァルト』は、2014年12月24日まで帝国劇場で東京公演が行われ、新春の2015年1月3日から1月15日まで梅田芸術劇場で大阪公演が予定されていますので、これまでミュージカルとは疎遠だった方にも劇場にぜひ足を運んで頂けたらと思います。この作品を観てから物語の舞台であるザルツブルクやウィーンを訪れれば、きっとその旅の感動もひとしおとなることでしょう!
【動画あり】 「ベルリンの壁」崩壊25周年
「ベルリンの壁」の崩壊からちょうど25年を迎えた昨日、ベルリンで盛大な祝賀イベントが行われました。日本は未明でしたがインターネット中継や今朝の報道で、その様子をご覧になった方もたくさんいらっしゃることと思います。
現地時間の11月9日の19時20分に空に放たれた、およそ1万個のLED風船は圧巻でした。約15キロに渡り風船が配置されたのは、まさに「ベルリンの壁」が立ちはだかっていた場所。この「光の壁」には、一つ一つに市民たちのメッセージが書き込まれていました。
風船セレモニーの後には「第九」の演奏が行われ、その後は光のショーと花火、バイオリンとチェロによる国歌演奏、そしてミュージシャンらによるパフォーマンスが行われ大盛り上がりとなりました。
さて、一連のイベントは11月7日から昨日までの3日間に渡り行われたのですが、ブランデンブルク門の前以外の風船はどんな感じだったのでしょうか?
光の壁とそれが放たれる感動の瞬間を収めた動画がYouTubeにアップされていましたので、是非ご覧になってみて下さい。
旅コムではこの後、「ベルリンの壁」崩壊25周年と2015年のドイツ再統一25周年に向け、この記念すべき年に訪れてみたい場所をご紹介していきますので、そちらの方もぜひご一読下さいね。